東京大会

昨日は東京大会でした。

世界選手権への選考会でもある今大会は、7月の日本選手権の決勝で漕ぐチームが出てくる大会であるため、日本選手権で優勝を目指すにあたり、今自分たちがどの位置にいるのか把握するためにも非常に重要な大会でした。
もちろん関西龍舟は優勝を目指し、試合に臨みました。

私個人としても、昨年は乗れなかったシンバ艇に乗って、右の先頭を漕がしてもらうことになり、早く東京龍舟やINO-Gと並べて漕ぎたいと、ワクワクしていました。

1回戦、2回戦と漕いだ結果はいずれも
1位 東京龍舟
2位 INO-G
3位 関西龍舟
でした。
しかしながら、東京龍舟とのタイム差は0.68秒差。
3チームとも僅差にいたため、決勝ではどこが勝ってもおかしくない状況であり、「決勝こそは!」と思って力いっぱい漕ぎました。

その結果、決勝は
1位 東京龍舟 1:02:840
2位 INO-G   1:03:340 
3位 関西龍舟 1:04:470
の3位でした。

漕ぎ終わった瞬間はあまり実感が湧きませんでしたが、陸に上がると悔しさが
込み上げてきました。
ダウンのため円になった時、落胆したメンバーの表情からみんなも今大会には、
今年には期待をもって臨んでいたんだなと実感しました。

コンディションが悪かったわけでもなく、レース内容が悪かったわけでもない。
むしろチームとしては仕上がってきていた状況での1.63秒差は完全な実力差。

日本選手権まであと2ヵ月しかない状況でこのタイム差は正直厳しい。

「もう無理かもしれない」そんな気持ちがよぎってしまう。
あきらめるのもまた一つで、あきらめた方が楽で簡単。

でも、それでもやっぱりあきらめるなんて出来ない。

誰に押し付けられたわけでもなく、自らの意思で関西龍舟に入り、自らの意志で日本一を目指すと決めた。
だからこそ、最後の最後まで日本一に拘って取り組んで行きたい。

過程が大事って言う人もいるし、そうなのかもしれないけれど、やっぱり結果に拘りたい。
あと少しを取り逃がし続けて来たからこそ、今年こそは必ずあと少しを勝ち獲りたい。

レートが遅いなら速いレートで漕げるように練習すればいいだけ。
1パドルの進みが弱いなら1パドルの進みがよくなるように練習すればいいだけ。

「速く漕ぐためにはどうしたらいいか」この非常にシンプルでありかつ難題な問に
どれだけ自分たちが向き合っていけるか、ただそれだけ。

右の先頭を比べた時、東京龍舟よりもINOーGよりも漕ぎが劣っていた。
でも日本選手権では、必ず東京龍舟にもINO-Gにも負けないくらいチームを引っ張れるようになる。

勝ちたい、勝ちたい、絶対に勝つ。

「想いは人を動かし、人は舟を動かす」
そう信じている。

あと2ヵ月。

応援してくださるすべての方とチームの為、自分の為にも、まだやることがあります。
日本一、獲りに行きます。


P.S
昨日の東京大会は春に入会した小次郎のオープン戦でもありました。
まだ決勝を漕がせてはもらえないけれど、1回戦2回戦と漕いだ様子はみんなと遜色ない漕ぎでした。まだドラゴンボートを始めて間もない彼が2ヵ月後の日本選手権でどうなっているか非常に楽しみです。

酒井


        集合写真              小次郎







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